研究課題/領域番号 |
20K10034
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
森田 晃司 広島大学, 病院(歯), 助教 (30555149)
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研究分担者 |
平田 伊佐雄 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (40346507)
津賀 一弘 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60217289)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 腸内細菌叢 / 口腔機能 / 要介護高齢者 |
研究実績の概要 |
本研究は、要介護者の咀嚼能力と腸内細菌叢に着目し、咀嚼能力の向上により腸内環境叢の種類や多様性が変化し短鎖脂肪酸が増加する影響について調査することで要介護者の肥満や便秘以外にも全身状態を改善させる可能性を明らかにすることを目的とする。客観的咀嚼試験による咀嚼能力をはじめ咬合力、舌圧、舌運動、咬耗、握力、唾液分泌量の各種口腔機能、シーケンサーによる腸内細菌叢の測定に加えて短鎖脂肪酸、免疫グロブリン、α―アミラーゼ活性、セロトニン、特異的IgE、経皮水分蒸散量やBMI・便秘・口臭を解析することで咀嚼能力と肥満や便秘など全身状態との関連を観察研究と介入研究から明らかにすることである。しかしながら、2年前から現在まで続いているコロナ禍の状況において被験者である介護老人保健施設に入所した要介護高齢者のデータ測定は困難な状況であり、実験の遂行ができない。本実験の遅延は、現在の状況が改善され、高齢者のデータ測定が病院の許可が得られ次第、再開することとしている。当該年度は前年度同様予定していた被験者の代替として若年を被験者として糞便および咀嚼能力をはじめとする口腔機能を予備実験として実施した。現在、データの分析を行っており解析が終了次第、学会発表を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、要介護者の咀嚼能力と腸内細菌叢に着目し、咀嚼能力の向上により腸内環境叢の種類や多様性が変化し短鎖脂肪酸が増加する影響について調査することで要介護者の肥満や便秘以外にも全身状態を改善させる可能性を明らかにすることを目的とする。客観的咀嚼試験による咀嚼能力をはじめ咬合力、舌圧、舌運動、咬耗、握力、唾液分泌量の各種口腔機能、シーケンサーによる腸内細菌叢の測定に加えて短鎖脂肪酸、免疫グロブリン、α―アミラーゼ活性、セロトニン、特異的IgE、経皮水分蒸散量やBMI・便秘・口臭を解析することで咀嚼能力と肥満や便秘など全身状態との関連を観察研究と介入研究から明らかにすることである。しかしながら、2年前から現在まで続いているコロナ禍の状況において被験者である介護老人保健施設に入所した要介護高齢者のデータ測定は困難な状況であり、実験の遂行ができない。本実験の遅延は、現在の状況が改善され、高齢者のデータ測定が病院の許可が得られ次第、再開することとしている。当該年度は前年度同様予定していた被験者の代替として若年を被験者として糞便および咀嚼能力をはじめとする口腔機能を予備実験として実施した。現在、データの分析を行っており解析が終了次第、学会発表を予定している。また、コロナ禍の状況が長期間継続する可能性もあり要介護高齢者から若年者を含めたコロナ感染の影響が少ない被験者の変更も検討している。
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今後の研究の推進方策 |
要介護高齢者のデータ測定が病院の許可が得られ次第、再開することとしている。しかしながら、コロナ禍の状況が長期間継続する可能性もあり要介護高齢者から若年者を含めたコロナ感染の影響が少ない被験者の変更も検討している。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由は昨年から現在まで続いているコロナ禍の状況において被験者である介護老人保健施設に入所した要介護高齢者のデータ測定は非常に困難であり、実験の遂行ができないためである。使用計画はコロナ禍が継続して実験の遂行が困難である場合被験者を変更することで策定した実験計画と同等なものとする。
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