研究課題/領域番号 |
20K10051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
秋葉 奈美 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00584591)
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研究分担者 |
魚島 勝美 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50213400)
秋葉 陽介 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70547512)
泉 健次 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80242436)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 骨再生 / 骨増生 / 細胞移植 / レドックス制御 / 活性酸素種 |
研究成果の概要 |
EDA は、H2O2 による活性酸素種の生成とアポトーシスを抑制し、細胞生存率を回復しました。H2O2 による骨形成関連遺伝子の発現低下と石灰化は、EDA によって回復しました。EDA 治療により、術後 2 週間で新生骨量が増加しました EDA群ではVEGFとCD31の免疫蛍光も強くなりました。また、PKH26とオステオカルシンの蛍光強度も強くなり、移植細胞の生存期間が延長し、骨形成細胞に分化したことがわかりました。EDAを用いた局所酸化還元制御は、局所環境の改善、生存期間の延長、移植細胞の骨形成能の増強、血管新生の促進などにより、骨再生を促進します。
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自由記述の分野 |
補綴歯学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞移植を用いた再生療法は多くに医療分野において期待されているが、細胞移植や、細胞移植後の血液の再環流の際に生じる活性酸素種によって多くの移植細胞が傷害されることが報告されている。移植細胞の生存率向上や移植後の機能維持は医療分野における課題である。我々が今回得た結果から、活性酸素種の制御を行うことによって移植細胞の生存率向上や移植細胞の機能維持が可能になれば、細胞移植を用いた再生医療の成功率や治療効率の向上に寄与することが期待される
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