研究課題
下顎再建における術前シミュレーションは、審美的な再建骨の配置をするための指標としてわれわれが提案する「形状誤差」を用いている。各症例においてシミュレーションの結果を基に3Dモデルを作製している。また、この3Dモデルを用い、下顎区域切除を行う際の下顎切除ガイド、区域切除後の下顎骨片を元の位置で適切に維持するリポジショニングプレートを作製している。腓骨の骨分割に用いるガイドは、術前シミュレーションの結果を術中に反映させるために高精度手術デバイスの試作品を作製した。これを用い高精度手術デバイスの試作品の改良を繰り返している。今後、これらの結果を第46回日本頭頸部癌学会にて発表予定である。
4: 遅れている
COVID-19感染拡大により、手術デバイスの開発における打ち合わせが遅れている。また試作品の品質改善のためのトライアンドエラーの開発工程が大幅に遅延している。
現在試作している腓骨骨切りガイドに加え、その他の手術デバイスである下顎切除ガイド、下顎メモリープレートの開発を行う。完成した手術デバイスにより手術を施行された症例の術後画像(骨レベル)のによる3次元的評価と3次元評価を行う。また、3Dカメラによる画像データ(軟組織レベル)より,患側および健側(左右)を重ね合わせて対称性をソフトウェアにて評価する。また、下顎再建後症例の画像データを用い、三次元有限要素法を用いた強度分析を行いその妥当性を評価する。
COVID-19の蔓延により、高精度手術デバイスの開発打ち合わせや開発作業に大幅な遅延を認めたため。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (3件)
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