研究課題/領域番号 |
20K10195
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
窪 寛仁 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70388362)
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研究分担者 |
橋本 典也 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20228430)
本田 義知 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (90547259)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | エクソソーム |
研究成果の概要 |
作製した細胞のフローサイトメトリーを行いT細胞マーカーCD28、血管上皮マーカーCD140共に陰性であった。幹細胞マーカーであるCD90の陽性を認めた。その結果、天井培養を用いて作製した細胞は、脱分化脂肪細胞であることが明らかとなった。ナノサイト解析の結果は平均粒子径122~140nmであり、検体中の濃度は4.30~4.74(10X9 particles/ml)であった.TEMにて脂質二重膜をもつ直径約100nmの粒子を確認した。DFAT-Evは、ナノフローサイトメトリーにてCD9、CD81陽性であった。RT-PCR法でDFAT-Evを添加した骨芽細胞分化マーカーの発現に差を認めた.
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自由記述の分野 |
再生歯学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、我々は細胞移植による広域の骨欠損治療のハードルとなっている二つの原因、①純度の高い(homogeneousな)細胞集団の確保、および②移植局所の血管新生の改善を研究ターゲットとした新規広域骨組織再建法の開発を目的とした研究を計画した。すなわち、骨の再建に必須となる大量の間葉系幹細胞の確保のために脂肪を細胞供給源としたDFATsを作製し、さらに移植局所の血管新生の改善にはDFATsエクソソームを用いる。以上、これまでの細胞移植の問題点を解決し、大型の骨再生を誘導する方法を見出すことを本研究課題によって可能となった。
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