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2022 年度 研究成果報告書

口腔扁平上皮癌における擦過細胞および5-ALAを用いた光線力学的診断法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10256
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関日本大学

研究代表者

福本 雅彦  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (50175569)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード口腔がん / 光線力学的診断 / 擦過細胞診
研究成果の概要

ヒト口腔癌由来扁平上皮癌細胞株とヒト正常口腔粘膜細胞株(NHOK)に対して蛍光プレートリーダーを用いて蛍光強度を経時的に測定した結果、扁平上皮癌細胞株が正常細胞株に比較して有意に蛍光強度が強かった。またより少ない細胞量で強い蛍光強度を得るためにdeferoxamine mesylate(DFO)の添加を試みた。その結果、より少ない細胞量で有意な差を得ることができた。この研究から得られた結果により、歯科診療所のチェアサイドで5-ALAを生体へ投与することなく生体為害性を完全に排除した状況で口腔癌診断を確実に実施できる可能性が現実化した。

自由記述の分野

歯科臨床検査医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔がんの早期発見には医療者間の診断能力格差が発生することが少ない診断方法を構築することは極めて重要である。擦過細胞診は病変が直視直達できるという口腔領域の特性や患者側への侵襲が低いということから有用なツールである。本研究は口腔がんに対して擦過細胞診と光線力学的診断(以下PDD)を組合せ新たな診断方法を確立することを目的とした。
本研究から得られた結果により、歯科診療所のチェアサイドにおいて5-ALAを生体へ投与することなく生体為害性を完全に排除した状況で口腔癌診断を確実に実施できる可能性が現実化した。

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公開日: 2024-01-30  

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