研究課題/領域番号 |
20K10282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
深井 穫博 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (60538768)
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研究分担者 |
木下 直彦 新潟医療福祉大学, 医療経営管理学部, 教授 (50734232)
花田 信弘 鶴見大学, 歯学部, 教授 (70180916)
福田 英輝 国立保健医療科学院, 統括研究官 (70294064)
瀧口 徹 新潟医療福祉大学, 医療経営管理学部, 教授 (80115047)
安藤 雄一 国立保健医療科学院, 生涯健康研究部, 特任研究官 (80168046)
野村 義明 鶴見大学, 歯学部, 学内教授 (90350587)
山本 健 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (00298267)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 生命予後 / 歯数 / 地域住民 / コホート調査 |
研究成果の概要 |
沖縄県宮古島市および多良間村在住の40歳以上の地域住民5,777名(男性2,285名,女性3,492名)を対象に,1987年から33年間の追跡調査を行い,歯の保存状況と生命予後との関連について検討した.Cox比例ハザードモデルを用い交絡因子を調整して分析した結果,男女いずれも機能歯数が少ない群(10歯未満群)は多い群(10歯以上群)に比べて有意に生存期間が短かった(p<0.01).死亡原因では,機能歯数と心臓血管疾患死亡との間に有意な関連がみられた(p=0.045).また,宮古島市在住高齢者486名を対象とした横断調査の結果,現在歯数と認知機能には有意な関連がみられた(p<0.01).
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自由記述の分野 |
歯科保健
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯数と生命予後には有意な関連がみられることが報告されている.しかしながら追跡期間,性差の検討,交絡因子の調整などに課題があった.本研究は,住民の移動が比較的少ない地域の40歳以上の5,000名規模の住民を対象に30年を超える長期追跡によって,男女別のモデルで歯数と生命予後との関連を明らかにした意義は大きい.また,歯・口腔の健康は,食生活とコミュニケーションに及ぼす影響は大きい.この歯科口腔保健が,個人のQOLに影響を与えるばかりでなく,健康寿命に影響することを明らかにした本研究成果は,少子高齢社会における持続可能な社会保障制度の維持に歯科口腔保健の分野が貢献できることを示すものである.
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