今後の研究の推進方策 |
近年、相次いで報告されている小胞体ストレス/オートファジーの連携機構と銀ナノ粒子の細胞死との関連性が想定される。 すでに、オートファジーの進行プロセスに小胞体膜が必須であることや(Nat Cell Biol, 2017, J Biomed Sci, 2020)、種々のナノ素材が小胞体ストレス応答を引き起こすこと(Nanotoxicology, 2018, Part Fibre Toxicol, 2020)、小胞体ストレス応答の因子がオートファジーを調節すること(Arch Toxicol 2017, Clinical Science, 2020)がそれぞれ報告されている。 今後は、上述の個々の先行研究と本実験で得られた検証結果を含めて研究展開をはかっていく予定である。
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