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2023 年度 実施状況報告書

地域コホートによる健康寿命に関連する要因の探索-集団アプローチの開発に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 20K10484
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

高嶋 直敬  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80435883)

研究分担者 宮川 尚子  滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (20388169)
喜多 義邦  敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (30147524)
門田 文  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (60546068)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード機能予後 / 健康寿命 / コホート研究 / 地域住民
研究実績の概要

健康寿命延伸は公衆衛生上の重要な課題である.健康寿命は日常生活を自立して行える期間とも定義され,「日常生活非自立」となる原因疾患の約半数は認知症及び脳卒中である.これらの疾患の予防は当然ながら重要である.しかし,健康寿命や機能予後を客観的に評価するためには対面での調査が必要なことから,修正可能な危険因子や予測因子に関するこれまでの知見は十分とは言えない.
本研究ではすでにベースライン調査が完了した既存コホートを用いて,追跡期間を延長して,健康寿命と危険因子との関連,健康寿命・認知症の発症予測因子の検討を行うこと目的として、ストレス対処行動,高感度CRPと将来の機能予後との関連について報告した.
喫煙・飲酒習慣,身体活動等の生活習慣から,望ましくない生活習慣リスクスコアを算出し,機能障害の関連について検討を行い,リスクスコアが高いほど,将来の機能障害のリスクが上昇する可能性が示唆された.この成果については2023年度に日本循環器予防学会にて報告した.余暇活動との関連や、上記課題については追跡期間を延長して追加解析を行うために必要なデータセットの整備を行っている.
また健康寿命延伸のための集団アプローチを評価可能な新たな縦断研究の立ち上げの準備を目的として高島コホートと共同研究を行ってきた京都コホートの研究計画を修正し、健康寿命延伸のための集団アプローチを評価や、健康寿命に連する要因の追加解析を可能なプロトコールの修正などを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は,一般地域住民を対象とする疫学研究である.COVID19のパンデミックによる研究活動の制限の影響を受けて,2022年度までは既存データの解析のみが実施可能であったことから、遅れている.

今後の研究の推進方策

研究期間を2024年3月から2025年3月まで延長する予定である.高島コホートの追跡データの整備を行うとともに、また健康寿命延伸のための集団アプローチを評価可能な新たな縦断研究の立ち上げの準備を目的として高島コホートと共同研究を行ってきた京都コホートの研究計画を修正し、健康寿命延伸のための集団アプローチを評価や、健康寿命に連する要因の追加解析を可能なプロトコールの修正を行い、フィージビリティ調査を実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

COVID19のパンデミックの影響により研究活動が当初の補助期間は大幅に制限されたため,次年度使用額が生じた.なお本申請研究は研究期間を2024年度に延長し,追跡調査の実施及び,健康寿命延伸のための集団アプローチを評価可能な新たな縦断研究の立ち上げの準備を目的として京都コホートの研究計画を修正し、健康寿命延伸のための集団アプローチを評価や、健康寿命に連する要因の追加解析を可能なプロトコール修正を行っている。この修正した研究計画に基づいて予備的調査を実施する。フィージビリティ調査実施に必要な経費(調査協力者への案内等の資材費及び郵送費、調査会場での調査員人件費等)に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地域高齢者におけるライフスタイルリスクスコアと機能障害2023

    • 著者名/発表者名
      宮川尚子, 高嶋直敬, 土岐了大, 原田成, 武林亨, 岡村智教, 門田文, 三浦克之, 上島弘嗣, 喜多義邦
    • 学会等名
      日本循環器病予防学会

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公開日: 2024-12-25  

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