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2022 年度 研究成果報告書

地域住民における心房細動発症のバイオマーカーと遺伝要因:久山町研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10503
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関九州大学

研究代表者

秦 淳  九州大学, 医学研究院, 准教授 (00448432)

研究分担者 二宮 利治  九州大学, 医学研究院, 教授 (30571765)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード心房細動 / 高感度CRP / NT-proBNP / リスク予測モデル / リスクスコア / バイオマーカー / 脂肪酸 / 一塩基多型
研究成果の概要

(1) 福岡県久山町の追跡調査の成績を用いて、心房細動発症のリスク予測モデルを作成した。このモデルには年齢、性別、収縮期血圧、腹囲、eGFR、病的心雑音、心電図上のR波増高、心房細動以外の不整脈が含まれている。(2) 久山町の追跡調査の成績を用いて、慢性炎症の指標である高感度C反応蛋白(hs-CRP)や、心筋障害の指標であるB型ナトリウム利用ペプチド前駆体N末端(NT-proBNP)の上昇が、心房細動発症の危険因子であることを明らかにした。(3) 久山町の追跡調査の成績を用いて、欧米の研究で心房細動との関連が報告された遺伝子多型のうちの1つが、心房細動発症と関連することを明らかにした。

自由記述の分野

循環器疾患・脳血管疾患の疫学研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発された心房細動発症のリスク予測モデルや、本研究で同定された心房細動発症のバイオマーカーを活用することにより、心房細動の発症リスクの高い者を抽出し、高リスク者に対してより頻繁に心電図検査を行う、あるいは脈拍を自己触診する習慣をつけるよう促す、スマートウォッチなどの腕時計型脈拍計を活用するなどして早期に不整脈を検出し、心房細動の早期発見、早期治療介入を通じて脳塞栓症の一次予防に貢献することが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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