研究課題/領域番号 |
20K10523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
村下 公一 弘前大学, 健康未来イノベーション研究機構, 教授 (80794601)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 腸内細菌叢 / 予防医学 / 岩木健康増進プロジェクト(大規模合同健診) / 疾患予兆 |
研究成果の概要 |
研究成果として、年度間で肥満群、非肥満群それぞれで共通して有意に相対豊富度が高かった菌種は、2015-2019年の4年間でBMI値に変化があった群でも、同様に相対豊富度が有意に高いという結果となった。BMI値に変化がなかった肥満群-肥満群グループにおいても、年度間比較の際に検出されたFirmicutes門に属するRuminococcus2及びDialisterの相対豊富度が有意に高く、肥満との関連が示唆された。
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自由記述の分野 |
社会医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様な細菌から構成される複雑な微生物生態系は、宿主の健康に大きな影響を及ぼすことが数々の研究で示されており、また腸内細菌叢の適正化によって肥満、糖尿病、アレルギー、自閉症など様々な疾患の症状が改善するといった報告が複数されている。腸内細菌叢は人それぞれで多種多様であることが知られており、適正な腸内細菌叢は個人ごとに異なると考えられる。 従って、腸内細菌叢と健康との関連について明らかにするために「腸内細菌叢の変動」を検討することは非常に有意義であり,個人ごとの腸内細菌叢の変動を分析することが、各種疾患の発症との関係を明らかにするうえで重要である。
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