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2023 年度 研究成果報告書

新型たばこの使用実態と妊娠予後 ―母子手帳アプリ(PHR)との関連性についてー

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10525
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関群馬大学

研究代表者

篠崎 博光  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (30334139)

研究分担者 林 邦彦  群馬大学, その他部局等, 理事 (80282408)
対馬 義人  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20375546)
小川 将太  三重大学, 医学系研究科, 助教 (00866676)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード妊婦 / 喫煙 / 加熱式たばこ / 新型たばこ
研究成果の概要

妊娠前後の喫煙と受動喫煙の状況調査を実施した。妊娠判明時に妊婦の7.0%が喫煙していたが、妊娠中は全員禁煙した。夫の40.5%が喫煙を続け、そのうち80.8%は妊娠中も喫煙していた。加熱式たばこ使用者は、居間での喫煙が多く、夫婦で寛容な態度が見られた。電子母子手帳の使用と喫煙に関する調査では、使用群と非使用群の間で禁煙行動に有意差はなかった。母子健康手帳の禁煙ページ閲覧率は37.0%であった。妊娠を契機に禁煙を行う喫煙女性の関連因子の調査では妊娠前喫煙女性151名中53%が妊娠中も喫煙していた。能動喫煙の健康リスク知識は禁煙行動と関連があったが、受動喫煙に関する知識とは関連が見られなかった。

自由記述の分野

ウィメンズヘルス

研究成果の学術的意義や社会的意義

妊娠中の女性の配偶者の多くが喫煙を継続していることは、受動喫煙リスクの軽減対策が不十分であることを示しており、家庭内での禁煙推進が必要である。さらに、加熱式たばこの使用がリビングルームで一般的に行われていることから、加熱式たばこに対する規制や啓発活動の必要性も示された。これらの結果から、公共政策や健康教育において、より効果的な禁煙対策の開発と実施の必要性が改めて確認された。

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公開日: 2025-01-30  

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