研究課題/領域番号 |
20K10541
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
斎藤 トシ子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (40339958)
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研究分担者 |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ビタミンD |
研究実績の概要 |
今年度は、関川村で10年後フォローアップアンケート調査(基本属性、日常生活動作、病歴、喫煙、飲酒、運動、睡眠、食事、主観的健康度、慢性疼痛、簡易フレイルスクリーニング、SARC-F)を行った。今年度のアンケート調査対象地域は関川村であった。関川村の対象者2,246に対して郵送法により調査票を配付し、未回答の対象者に対する再依頼(リマインド)を郵送で行った結果、回収数は1,169件であった。回収された調査票のデータ入力を行った。新型コロナウイルス感染症の流行のため、関川村の特定健診における採血はベースライン時と同じ春にはできず、秋に行われた。ビタミンDの季節変動を考慮すると、秋季の採血検体ではベースラインのビタミンD(血中25ハイドロキシビタミンD)と比較ができないため、今年度の血液検体収集は中止し、次年度以降に延期することとした。疾病情報収集の調査は順調に行われた。コホート調査関連医療機関より、骨粗鬆症性骨折(橈骨遠位部・上腕骨頸部・大腿骨頸部・腰椎圧迫骨折)、変形性膝関節症等の新規発生を網羅的に収集した。また、死亡、要介護認定および転居情報は村上市、関川村、粟島浦村より得た。広報活動に関しては、2021年8月21日に行われた第16回村上・岩船地域の医療を考えるフォーラム(村上市ふれあいセンター)においてこれまでの成果を報告するとともに、村上市における10年後調査の概要と実施への協力を依頼した。2021年度末に村上市における10年後調査票の発送を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、関川村の血液検体収集ができなかった。次年度以降に検体収集を延期した。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に村上市でのアンケート調査の回収、整理、データ入力を行う。血液検体収集に関しては、関川村と村上市の両地域におい地域住民健診の場において採血を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2011年~2112年の調査参加者は、約14000人であったが、2022年5月~6月に実施する10年後のフォロアップ調査を郵送した対象者が、約10000人であったため、予定していた郵送費に残額が生じた。2021年度の残額は、2022年の10年後フォロアップ調査で使用する予定である。
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