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2022 年度 研究成果報告書

インフラマソームを指標とするアセトアミノフェン中毒死の診断法確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10561
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

高安 達典  和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (80154912)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードアセトアミノフェン / 肝障害
研究成果の概要

本研究では,炎症反応の指揮者とも呼ばれるインフラマソームに着目し,マウスを用いた実験によりアセトアミノフェン肝障害におけるインフラマソームの態様を解析した.採取した肝臓組織から総タンパク質を抽出し,シグナル認識に関わる分子であるNLRP3, NLRP1, NLRC4, AIM2をウエスタンブロッティング法により検出し,経時的変化を検討したところ,APAP投与後6および24時間で著明に亢進していたのはNLRP1およびIL-18であった.これらの分子はAPAP肝障害の指標となり得る可能性が示唆された.

自由記述の分野

実験病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アセトアミノフェン中毒の病態におけるインフラマソームの様態を詳細に解析し,アセトアミノフェン肝障害発症メカニズムを解明することができれば,従来の化学分析に加えて,インフラマソームがアセトアミノフェン中毒死判断のための新たな分子指標となるものと考えられる.その結果,より客観的かつ正確な死因判定が可能となり,法医中毒学の新たな展開につながると考えられる.

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公開日: 2024-01-30  

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