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2020 年度 実施状況報告書

看護の質の向上に貢献する看護師のエンゲージメントモデル開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K10610
研究機関高知県立大学

研究代表者

久保田 聰美  高知県立大学, 看護学部, 教授 (50827631)

研究分担者 勝原 裕美子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 非常勤研究員 (60264842)
源田 美香  高知県立大学, 看護学部, 助教 (60849826)
畦地 博子  高知県立大学, 看護学部, 教授 (80264985)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードエンゲージメント / 看護管理
研究実績の概要

本研究は、常にマネジメントに関わる工夫を重ね、部下と積極的に関わり、より質の高い看護を提供するための組織創りを目指している看護管理者の「エンゲージメント」に着目し、「エンゲージメント」の高い看護部の特徴を明らかにする。その結果を基に看護の質の向上に貢献する看護師のエンゲージメントモデルを構築することを目的とする。研究方法は、以下の4段階で実施する。
【Step1】看護師のエンゲージメントの構成要素と特質を明らかにする 【Step2】看護師のエンゲージメントの「ワーカーエンゲージメント」と「ワークエンゲージメント」の実態調査、関連要因の明確化から、DNQL事業等の看護の質指標を基盤として、看護の質への貢献を探索する。【Step3】看護部長及び看護師長を対象とし、看護師のエンゲージメントを促進するための方略についての実態調査、関連要因明確化、看護の質への貢献を探索する 【Step4】看護師のエンゲージメントモデルの構築
2021年度は、文献検討による看護師特有の「エンゲージメント」の構成要素の明確化と並行して、質の高い看護を提供している組織への質問紙調査をする準備を行った。
構成要素の明確化の過程において、「エンゲージメント」との類似概念である「コミットメント」との整理を行った。まず、「コミットメント」は、自分がだれで何をしようとしているかという信念の下、困難な状況になろうともその場に留まり、修士の人々や出来事との関わりを持ち続ける性質である(丸山、石村、田中:2015)。一方、「エンゲージメント」は、その場、その時に応じて現れ、時間の経過とともに現在進行形で変化する状態レベルの動機づけ現象である(鹿毛、2013)ことから、横断的な研究だけでなく、縦断的な研究も視野に入れて進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

概念分析と合わせて準備中であった、「エンゲージメント」の高い看護部へのアクセスがCOVID-19の影響のためできなかった。また、研究班内の遠隔会議の環境を整えるにも時間を要したため、初年度実施予定のインタビュー調査を実施することができなかった。

今後の研究の推進方策

2021年度は、以下の予定で質問紙調査を行う予定である。
1)質問紙調査の実施:質問紙作成、倫理審査を受審と並行してプレテストと研究協力施設の選定と依頼を実施(医療機能評価の満足度調査結果の高い病院を選定要件とする予定)
2)エンゲージメントとの関連要因の明確化:インタビューガイドの作成
3)インタビュー調査の実施:エンゲージメントの高い組織の看護管理者を対象とする

次年度使用額が生じた理由

COVID-19の影響のため予定していた調査を次年度に繰り越す必要が出たため。

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公開日: 2021-12-27  

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