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2023 年度 研究成果報告書

喉頭全摘出者の家族の術後生活への移行を促進する外来での生活支援プログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10777
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関福岡国際医療福祉大学 (2021-2023)
国際医療福祉大学 (2020)

研究代表者

石橋 曜子  福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 講師 (70469386)

研究分担者 岩永 和代  福岡大学, 医学部, 准教授 (40461537)
小竹 久実子  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90320639)
浦 綾子  福岡大学, 医学部, 准教授 (00526519)
宮林 郁子  清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (40294334)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード喉頭摘出術後 / 家族 / 生活支援 / 外来看護
研究成果の概要

喉頭全摘出者の家族が術後1年間に抱えている課題と対処行動および病棟・外来看護師の看護介入を明らかにし、外来における生活支援プログラムの開発を試みた。第1段階として、喉頭全摘出術後患者の家族にインタビュー調査を行った。その結果、【声でのコミュニケーションができない苦悩】、【見守るだけのつらさ】、【相談相手がいない孤独】が明らかとなった。家族が抱える苦悩は多く語られたが、【話せる喜び】、【家族としての役割認識】、【自立した生活に安堵】、【よりどころ】という安心感も語られていた。本研究は、COVID-19パンデミックにより調査を遂行することが困難となりプログラム開発に至らなかった。

自由記述の分野

がん看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

外来での生活支援プログラムの開発までには至らなかったが、喉頭全摘出術後1年半経過しても患者の家族は、苦悩をしながら生活していることが明らかとなった。患者自身が辛いことを家族が見守るしかない現状や相談できる相手がいないことは、新たな知見であり看護介入や社会的支援が必要であると考える。喉頭摘出者が参加する患者会に家族が参加することはほとんどない。乳がんや小児がん患者の家族の会は存在するが、喉頭摘出術後患者の家族の会は存在しない。そのため、外来での家族支援の必要性が重要であることが示唆された。

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公開日: 2025-01-30  

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