研究課題/領域番号 |
20K10937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
星出 まどか (梶本まどか) 山口大学, 医学部, 講師(連携講座) (30610878)
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研究分担者 |
松重 武志 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (60528941)
井上 裕文 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (70650604)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | IESS / 腸内細菌叢 / 医療的ケア児 |
研究成果の概要 |
山口大学医学部附属病院で定期通院中の医療的ケア児の基礎疾患となりうる発達性てんかん脳症(IESS、レノックスガストー症候群、頻回のてんかん重積をきたす難治てんかん)について、健常児と比較し、腸内細菌叢に治療前や治療後で健常児と比べて差異がないか研究目的を軌道修正することとした。解析検体は①健常群(26例)、②疾患群治療前(12例)、③治療有効群(10例)、④および再発群(5例)の便を非侵襲下に採取し、生体関連アンプリコンシーケンスデータ解析(RDP/微生物同定データベース)、QIIMEⅡによる多様性解析を行った。α多様性解析、β多様性解析でいずれも有意差は認められなかった。
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自由記述の分野 |
小児神経
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既報では門レベルではIESSで治療前群でverrucomicrobiaが有意に増加する(p=0.001)、てんかん患者群の腸内(成人)ではproteobacteriaとFusobacteria phylumが健常群と比し有意に検出されるとの報告があるが、本研究、乳児に限っては発達性てんかん脳症の1つであるIESSと乳児健常群で有意差は認められなかった。日本人の腸内細菌叢は欧州よりで、中国とは異なることが報告されているが、今回本研究で有意差は認められなかったのは民族の違いによるかどうかは今後症例を蓄積して検討していく予定である。
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