研究課題/領域番号 |
20K10942
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
二宮 啓子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (50259305)
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研究分担者 |
勝田 仁美 兵庫県立大学, 看護学部, 客員研究員(教授) (00254475) [辞退]
清水 千香 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (00845357)
内 正子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (20294241)
丸山 有希 神戸女子大学, 看護学部, 准教授 (50759389)
山本 陽子 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (60622553)
半田 浩美 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (90305706)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医療的ケア / 特別支援学校 / 看護師 / 支援プログラム / 教諭 / 養護教諭 / 連携 |
研究実績の概要 |
平成28~31(令和元)年度に行った先行研究で、特別支援学校で看護師が中心的役割を果たす医療的ケアの実施体制への1年間の支援プログラムを作成し、第3号研修を受けた教諭と看護師が医療的ケアを行っている3校で実施した結果、看護師の困難感の軽減、医療的ケア関係者の連携の改善に一定の効果が得られた。そのため、本研究では先行研究で作成した支援プログラムに3つの支援(医療的ケアにおける基本的な考え方や各職種の役割の理解を促すこと、医療的ケア場面について看護師、教諭、養護教諭が話し合う機会を提供すること、当該校のニーズに合った各職種の役割が提示されたケアマニュアル作成を支援すること)を組 み込んだ1年間の支援プログラムを研究協力校4~6校で実施し、その効果を明らかにすることを目的としている。 令和3年度は、令和2年度に倫理審査委員会で承認を受けた研究計画書に基づき、研究代表者と分担者①が近畿地区の教育委員会の1つに研究協力依頼を行い、A特別支援学校の校長に研究についての説明を行った。その結果、研究協力校として承諾が得られ、令和4年度から調査を開始することになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和3年度もCOVID-19の感染拡大による緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置地域指定の影響により、特別支援学校での介入研究である本研究の研究依頼がなかなか進まなかったことから、当初の計画から遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
研究協力の得られたA特別支援学校で1年間の支援プログラムを開始し、その成果を分析するとともに、COVID-19の感染状況を見ながら、順次、近畿地区の教育委員会に研究協力依頼を行い、研究協力校が得られるように努める。 教育委員会への研究協力依頼や研究協力候補校への研究依頼については、相手の希望に従い、オンラインでも可能であること、調査・支援プログラムの実施については、感染防止対策を行いながら最小限の人数の研究者で関わること、できるだけオンラインを活用して実施することなどの工夫をしながら、研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19の感染拡大の影響により、研究を進めることができず、支援プログラムの実施や調査に必要な旅費を使わなかったことに加えて、対面での会議が行えなかったこと、参加した学術集会がすべてオンラインでの開催になったことから、旅費が支出できなかった。 次年度の使用計画としては、研究協力校での支援プログラムの実施と調査を行うための旅費、コピーペーパー、封筒と郵送費、感染症対策の手指消毒薬等の消耗品、Webを使用することによる通信費に使用する。また、最新の当該研究に関する情報を得るために学術集会への参加費と旅費も必要である。さらに、新たな研究協力校を得るために、複数の教育委員会への旅費として使用する。
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