研究課題
本研究は、地域在住高齢者や要介護状態にある在宅医療受療中の高齢者を対象にこれまでに解明されていなかった縦断的解析により体重減少ならびに血清アルブミン低値と入院や死亡との関連とその要因を明らかにすることを目的とし、地域で暮らす様々な健康レベルにある高齢者に対して介護予防に貢献するデータ創出が可能になると考える。令和3年度は、在宅医療受療中高齢者(OHCARE研究)の1年後データを各協力医療機関の協力を得て、情報収集を完了した。また、地域在住高齢者を対象とした健康長寿研究(SONIC研究)のベースラインデータを収集した。健康長寿研究(SONIC研究)の既存データを用いて70歳代、80歳代、90歳代の各年代別の体重減少の要因を明らかにした。この結果は、日本公衆衛生学会にて発表した。
3: やや遅れている
COVID-19の影響により当初予定していた地域在住高齢者を対象とした健康長寿研究(SONIC研究)が昨年中止されたため今年度ベースラインデータの収集を行った。
2022年度は、在宅医療受療中高齢者(OHCARE研究)の2年後データ収集と地域在住高齢者(SONIC研究)の1年後データ収集を行う。データ収集後の統計解析にて在宅医療受療中高齢者から比較的健康状態の良い高齢者までと様々な健康レベルにある高齢者の体重減少とその要因、さらに1年後、2年後の死亡、入院、施設入所との関連性と調べる。
次年度
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件)
日本老年医学会誌
巻: 58 ページ: 602-609
10.3143/geriatrics.58.602
Journal of Otemae University Institute of Global Nursing
巻: 2 ページ: 23-32