研究課題/領域番号 |
20K11000
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研究機関 | 常磐大学 |
研究代表者 |
村井 文江 常磐大学, 看護学部, 教授 (40229943)
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研究分担者 |
坂間 伊津美 常磐大学, 看護学部, 教授 (40285052)
中田 久恵 常磐大学, 看護学部, 准教授 (60637726)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 子育て支援モデル / ヘルスリテラシー / 複線径路・等至モデル |
研究実績の概要 |
2020年度は、子育てに関するヘルスリテラシーを獲得していく過程について、促進要因、阻害要因も含め、TEM(複線径路・等至モデル)分析にて明らかにすることが課題であった。対象の募集は、1歳6か月健診を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大により、計画は進まず、研究はほぼ停止した状況であり、実績をあげることができなかった。 状況としては、新型コロナウイルス感染症拡大により人との接触が制限され、公的機関(行政)を介しての対象の募集においても制限が生じた。1歳6か月健診での対象の募集を計画していたためが、一時期は、研究協力をお願いする行政を訪問することも難しい状況であった。感染が収束の様子を示したころから事業等は実施されるようになったが、研究協力をいただける状況にはいたらなかった。当初は、新型コロナ感染症拡大の収束を待って、研究を開始する計画であったが、見通しが立たない状況となり、計画を変更することとした。 2020年度の経験を踏まえ、2021年度は、募集およびインタビューにおいて、オンラインも活用することとした。そのための整備や体制について検討し計画した。また、コロナ禍の影響を受け、研究結果に偏りが生じる可能性があるため、インタビューでは、当初の計画の内容に加え、コロナ禍の影響についてもデータを収集することとした。したがって、2021年度は、当初の2020年度の計画を実施し、子育てに関するヘルスリテラシーを獲得していく過程について、促進要因、阻害要因も含め明らかにすることと計画修正をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染拡大により、予定していた研究協力施設での対象募集等ができなかった。また、他の方法での募集にも困難があった。加えて、新型コロナ感染症に対する大学での本務激増により、研究に費やす時間を確保することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
対象の募集方法、データ収集方法など、研究方法について、コロナ禍でも実施できる体制として、2020年度の計画を1年遅れで実施していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染拡大により、ほぼ実質的な研究ができなく停滞していたため、支出はなかった。2020年度計画を2021年度に移行して実施する。支出としては、オンラインでデータを収集するための器具の購入追加となる。一方、学会等もオンラインで実施されるため、交通費の使用は減額となる予定である。
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