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2023 年度 研究成果報告書

看護師による退院後の見通しをもった高齢者の栄養アセスメント自己評価尺度の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K11048
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

宮部 明美  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10708522)

研究分担者 叶谷 由佳  横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
土肥 眞奈  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50721081)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード栄養管理 / 高齢者 / 食生活 / 尺度開発
研究成果の概要

本研究は、病棟看護師による退院後の見通しをもった高齢者の食支援尺度を開発することとした。尺度項目を作成するために、「看護師による退院後の見通しをもった高齢者の食生活に関する援助」の概念分析を行った。また、デルファイ法を用いて項目を精錬し、51項目となった。そして急性期病院16施設で高齢者の多い病棟に勤務する看護師696名を対象に本調査を行った。
結果は、探索的因子分析では、3因子20項目が抽出された。因子名は、第1因子「健康的な食行動アセスメント」、第2因子「他職種と協働した家族介護者を含めた生活環境の調整」、第3因子「継続的なフレイルアセスメント」とした。本尺度の信頼性と妥当性を確認した。

自由記述の分野

成人看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、日本における高齢入院患者に対する病棟看護師の栄養管理や食支援に関する概念に着目し、学術的に新しく概念の定義を見出し、その概念を評価できる尺度を新たに開発した。本研究によって見出した概念をもとに、支援に関する介入方法の開発の促進に寄与し、その効果を本尺度で客観的に評価することが可能となり、栄養管理や食支援に関する研究が蓄積され、学術的発展に寄与しうる。
また、本尺度は、入院日数が短く、短期間でアセスメントや介入が求められる急性期病院において、病棟看護師が効率的に栄養管理および食支援の評価に使用することができ、栄養管理および食支援に関する実践能力の向上につながることが実践的意義である。

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公開日: 2025-01-30  

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