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2023 年度 研究成果報告書

間質性肺疾患におけるフレイルの意義と神経筋電気刺激療法による介入戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 20K11232
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

花田 匡利  長崎大学, 病院(医学系), 技術職員 (00596869)

研究分担者 神津 玲  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (80423622)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード間質性肺疾患 / フレイル / サルコペニア / 神経筋電気刺激療法
研究成果の概要

近年,慢性呼吸器疾患において筋収縮運動の代替療法として神経筋電気刺激療法が注目されているが,間質性肺疾患における効果に関しては不明である.本研究の目的は,間質性肺疾患に対する神経筋電気刺激療法の有効性について検討することである.今回の検討の中心である骨格筋筋力の指標である握力や大腿四頭筋筋力は,プログラム開始前後で大きく改善を認めた.全身の筋力を反映する指標である握力は,平均24.5kgから26.4㎏まで改善し,大腿四頭筋筋力は,平均24.9kgfから25.4kgfと握力と同様に改善を認めた.しかし,6MWDは平均417mから350mと歩行距離の短縮を認めた.

自由記述の分野

リハビリテーション医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

間質性肺疾患において呼吸困難の軽減は,治療・管理上,大きな課題であり,最近では呼吸リハビリテーション(以下,呼吸リハ)が呼吸困難の軽減にも効果的な手段として期待され,最も有効性を示すプログラムは下肢の運動を中心とした運動療法である.しかし,中等症から重症の間質性肺疾患においては,呼吸困難に加えて,運動時の低酸素血症が高度であるという特徴があり,低強度の運動療法でも適応困難な症例が多い.したがって,代替手段としての神経筋電気刺激療法の効果を検討した報告はなく,フレイルの状態にある間質性肺疾患に対する有効性の検討を行う臨床的意義は大きい.

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公開日: 2025-01-30  

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