本研究は、AMPK/OGTクロストークを詳細に検討し糖尿病治療における運動療法を最大限発揮できるような薬物療法を提案することを目的とした。本研究課題の成果は、1.マウス筋芽細胞C2C12を使用したAMPK活性を測定する実験系として、グルコーストランスポーター4(GLUT4)の細胞膜移行を指標とする系の確立、及び、マウス個体を用いてのトレッドミル運動負荷がAMPK/OGTクロストークに与える影響を解析し、2.適度な運動負荷がオートファジーを活性化し、そのO-GlcNAc化増加因子、Thiamet G(O-GlcNAcase阻害薬)による阻害を見出した事である。
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