研究課題/領域番号 |
20K11359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
佐久間 邦弘 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (60291176)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | オートファジー / サルコペニア / 骨格筋 / 機能不全 / 加齢 / Rubicon |
研究成果の概要 |
サルコペニア(加齢性筋減弱症)において、オートファジーの機能不全が起こる。その機能不全のメカニズムについて調べるために、若齢筋と加齢筋のオートファジー機能不全マーカーを比較検討した。また別の筋萎縮モデルである除神経筋においても調べた。本研究の結果により、若齢筋と比較して加齢筋、除神経筋ではRubiconタンパク質発現が亢進していた。興味深いことに、TRB3については加齢筋でのみ発現増強が確認され、他の筋萎縮モデル (除神経)では有意な発現変化が認められなかった。以上のことから、サルコペニアにおけるオートファジー機能不全に、RubiconおよびTRB3が関係している可能性がある。
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自由記述の分野 |
運動生化学、運動生理学、細胞生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近筋萎縮の分野で注目を浴びているのは、ノーベル医学生理学賞を受賞したオートファジー(自食)という機構である。加齢マウスの大腿四頭筋の筋線維において、オートファジー関連物質 (p62)の免疫活性が異常に亢進していることを以前我々は証明した。本研究の結果から、加齢筋 (サルコペニア)に特徴的なオートファジー機能不全は、RubiconおよびTRB3の蓄積が原因である可能性があることがわかった。Rubiconはオートファジー第3行程で重要な働きをするBeclin-1の働きを、TRB3はオートファジー第1行程で重要な働きをするp62/SQSTM1の働きを、それぞれ阻害する可能性がある。
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