我々は、女性アスリートの骨疾患予防を検証した。その成果として、①女性アスリートにおける低骨密度リスクファクターとエストロゲン受容体α遺伝子多型との関係、②女子アスリートにおける低骨密度のリスクファクターとビタミンD受容体及びエストロゲン受容体α遺伝子多型が1年間の骨密度変化に及ぼす影響、③レジスタンストレーニングが大学女子長距離ランナーにおける骨密度及び安静時血中ホルモンに及ぼす影響についてそれぞれ報告した(2021~2022)。その成果より、女性アスリートの低骨密度(骨疾患含む)リスクのへの環境・遺伝的関連性と、骨疾患リスクの高い競技者へのレジスタンストレーニングによる改善可能性を示唆した。
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