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2023 年度 研究成果報告書

運動意欲の社会的な伝搬における中脳ドーパミン―線条体系の役割解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K11396
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

山中 航  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (40551479)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード運動意欲伝搬 / 社会的運動ケージ / 社会的接触度 / 自発運動 / 相互相関解析 / ドーパミン / 線条体 / ラット
研究成果の概要

運動意欲の維持・向上をもたらす方法の一つとして「意欲の高い他者と一緒に運動する」ことが挙げられるが、なぜ他者の存在や行動によって自身の運動意欲が触発されるのかは明らかでない。本研究課題において、社会的ホイール運動ケージを開発し、動物(ラット)を対象として、社会的インタラクションが運動意欲に影響するかどうか調べることができる行動実験モデルを確立することができた。その結果、社会的インタラクションが高い状況下で個体間の運動タイミングの同期が生じること、またその同期が視覚入力だけではなく、嗅覚や触覚を含む何らかの身体接触が必要である可能性が示唆された。

自由記述の分野

神経科学、運動生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

適度な運動が我々の健康の維持・増進やさまざまな疾病予防に効果的であることはよく知られているが、運動習慣者の割合は30%程度であるといわれており、習慣的な運動を行うことは言うは易く行うは難しである。本研究課題で開発した動物実験モデルは他者の存在や行動によって自身の運動意欲が触発される「運動意欲伝搬」の神経メカニズムに迫ることができる可能性を有するという点で学術的意義があると考えられる。このしくみを明らかにすることで「意欲の高い他者と一緒に運動する」という運動意欲の維持・向上をもたらす方法の科学的エビデンスを供する可能性を有することが社会的意義である。

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公開日: 2025-01-30  

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