研究課題/領域番号 |
20K11479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
中谷 敏昭 天理大学, 体育学部, 教授 (60248185)
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研究分担者 |
灘本 雅一 桃山学院教育大学, 人間教育学部, 教授 (10712846)
寺田 和史 天理大学, 体育学部, 教授 (40454798)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 動的バランス / 十字移動 / 足圧中心位置 / 信頼性 / 妥当性 / 最大移動到達距離 |
研究成果の概要 |
動的に足圧中心(COP)位置を前後と左右に移動させる十字移動テストは簡便で安全なテストであることが確認できた.テストの信頼性や妥当性も良好であった.COPの最大到達距離は前後方向で加齢による変化が大きく,移動時のずれである偏差を加えた動的総合バランス指数によってバランス能力の評価が可能である.しかし,高齢者を対象とした短期間の運動介入では十字移動テストの能力を改善することは難しく課題が残った.
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自由記述の分野 |
体育測定評価学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の十字移動テストは良好な信頼性と妥当性が確認され,加齢による能力変化やトレーニング効果も僅かに認められ,新たな動的バランステストとして学術的意義は実証できた.転倒事故は社会的および経済的損失を増大させることから,十字移動テストは動的な条件によりバランス能力を評価が可能で,転倒リスクを判定するスクリーニングテストとして確立できたことは社会的意義が大きいと言える.
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