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2022 年度 研究成果報告書

初期メタボリックシンドロームに対する運動療法の予防・改善効果の多層的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K11526
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

土持 裕胤  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (60379948)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードメタボリックシンドローム / 運動療法 / 食餌療法 / エピゲノム修飾
研究成果の概要

本研究では、運動や食習慣などの環境要因によるエピジェネティックな修飾とメタボリックシンドローム発症リスクに着目し、個体、臓器、細胞、プロテオーム、エピゲノムの各レベルで、胎児期や新生児期のエピジェネティックな修飾と長期的な生活習慣による修飾を検討した。長期の高脂肪負荷マウスでは、個体の表現型、心機能、耐糖能、遺伝子やタンパク質の発現解析、オープンクロマチン領域の解析から、食事と運動の効果は相乗的であり、メタボリックシンドロームや生活習慣病の発症予防や早期治療には、食事や運動習慣の改善単独よりも、両者を組み合わせることのメリットが大きいことが示唆された。

自由記述の分野

運動生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

誰しも食事制限や定期的な運動によるカロリー消費を行うのを好まず、それが生活習慣病の蔓延に繋がっている。生活習慣病において、環境要因に起因する疾患、症状は予防や早期治療が可能であり、これまでも食事療法や運動療法が行われてきた。その効果について、近年では遺伝子・タンパク質発現の網羅的解析やエピゲノム修飾解析が普及し、それぞれの影響を多角的に解析可能となってきた。今回、食餌療法と運動療法、およびその組み合わせの影響を調べたことで、単独よりも組み合わせた方がより大きな効果を得られることが示唆された。今後、遺伝子発現制御機構の要因も加味することで、疾患に合わせて効果的な治療法の提案が可能となる。

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公開日: 2024-01-30  

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