誰しも食事制限や定期的な運動によるカロリー消費を行うのを好まず、それが生活習慣病の蔓延に繋がっている。生活習慣病において、環境要因に起因する疾患、症状は予防や早期治療が可能であり、これまでも食事療法や運動療法が行われてきた。その効果について、近年では遺伝子・タンパク質発現の網羅的解析やエピゲノム修飾解析が普及し、それぞれの影響を多角的に解析可能となってきた。今回、食餌療法と運動療法、およびその組み合わせの影響を調べたことで、単独よりも組み合わせた方がより大きな効果を得られることが示唆された。今後、遺伝子発現制御機構の要因も加味することで、疾患に合わせて効果的な治療法の提案が可能となる。
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