研究課題/領域番号 |
20K11664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
川上 恭司郎 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (90589227)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 細胞外小胞 / バイオマーカー / 認知機能低下 / 長期縦断研究 |
研究成果の概要 |
本研究は長期縦断研究の検体を使用し、個人差を抑えたうえで、細胞外小胞を標的とした認知機能低下の新規バイオマーカー探索をすることを目的とした。まずは同一個体で70歳を起点として73歳、76歳と連続的に認知機能が低下している検体を選定した。続けて、血漿を用いた細胞外小胞のプロテオーム解析に適した精製法の検討を行った後、検体より細胞外小胞を精製し、プロテオーム解析を行った。その結果、737個のタンパク質が同定され、増減するタンパク質として、21個が抽出された。今後は認知機能が低下していない群との比較を行ったうえで、多検体を用いた検証を行い、認知機能低下の新規バイオマーカーの開発を進めていく。
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自由記述の分野 |
生化学、分子生物学、細胞外小胞
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知機能の低下は超高齢社会である我が国では重要な問題の一つである。認知機能低下の早期バイオマーカーの開発には様々な取り組みがなされてはいるが、実用化には至っていない。我々はバイオマーカーの開発を難しくしているのは、個人差が影響しているのではないかと考えた。本研究では長期縦断研究の検体を使用することで、個人差を抑えた探索研究が可能であり、新規のバイオマーカーの開発につながることが期待される。
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