本研究課題の目的は、4次元空間においてオクルージョンを考慮したライトフィールドカメラにおけるマッチングモデルを構築し、その性質を明らかにすることであった。 最終的に本研究で得られた視差推定モデルは、オクルージョンを直接的には考慮せず、二つの4次元データ群を扱うことで間接的に考慮した設計となった。具体的には、オクルージョンを考慮せずに高速にマッチングを行い、その出力に対して4次元データに対する新たな重み付き中央値フィルタアルゴリズムを適用することで最終的な推定結果を得るものである。 本研究で得られたモデルに基づき、二つの4次元データ群を扱う、より高性能なモデルの開発が期待される。
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