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2022 年度 研究成果報告書

無害化・減容化および再資源化を指向した低品位アルミドロスの湿式処理プロセスの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 20K12246
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分64030:環境材料およびリサイクル技術関連
研究機関関西大学

研究代表者

村山 憲弘  関西大学, 環境都市工学部, 教授 (90340653)

研究分担者 林 順一  関西大学, 環境都市工学部, 教授 (60247898)
松岡 光昭  関西大学, 環境都市工学部, 准教授 (00778160)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード低品位アルミニウムドロス / リサイクル / 湿式処理 / エトリンガイト
研究成果の概要

低品位アルミニウムドロス(低品位ドロス)を減容化、無害化するための湿式処理として、硫酸や水酸化ナトリウム水溶液を用いた低品位ドロスの浸出挙動を調べた。浸出時に生じる低品位ドロスの浸出液を原料に用いて、陰イオン除去能を有するエトリンガイトを合成する方法を検討した。硫酸や水酸化ナトリウム水溶液による浸出とエトリンガイトの合成からなる一連の湿式処理プロセスの構築を試みた。
研究結果から、硫酸や水酸化ナトリウム水溶液を用いた湿式処理を適用することにより、低品位ドロスの減容化、無害化に貢献できることがわかった。発生した浸出液を原料に用いてエトリンガイトが合成できるという再資源化の可能性が示された。

自由記述の分野

資源リサイクル工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、アルミ製品のリサイクル工程で生じる金属アルミ量の少ない低品位アルミニウムドロス(低品位ドロス)を対象とし、その無害化・減容化を目的とする浸出工程、ならびに浸出液を原料に用いる環境浄化用エトリンガイトの合成工程からなる一連の湿式処理プロセスを構築した。ここで得られた研究成果により、低品位ドロスの無害化・減容化および機能材料としての再資源化が同時に達成される可能性が見出された。極めて処理が難しく、なおかつ全く利用価値のない低品位ドロスの新しい処理方法が提案できた点に、資源リサイクル工学分野や環境化学工学分野の研究として意義があると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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