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2023 年度 研究成果報告書

多点同時記録による側頭葉における階層的な顔画像情報のコーディング機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K12588
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90030:認知科学関連
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

菅生 康子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (40357257)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード情報処理 / 側頭葉 / 視覚 / 顔画像
研究成果の概要

顔識別の神経基盤と考えられる、側頭皮質における顔画像情報の時間的コーディングの神経機構を明らかにすることを目的とし、階層的に分類できる刺激画像を、モニター画面中央を注視中の実験動物に提示して、側頭皮質TE野およびTEO野で神経活動の多点同時記録を行った。顔画像特異的に応答を示すと考えられる部位が観察された。神経活動が表現する顔の分類に関する相互情報量を解析し、大まかな分類(サルかヒトか)および詳細な分類(個体や表情)の大きさが部位により異なることが示唆された。また、深層ネットワークに連想記憶モデルを組み合わせると階層的な情報の出力が可能であった。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の社会生活に重要な顔の識別は、髪や眼、口などの要素の組み合わせとして顔を知覚するプロセスに基づいており、側頭皮質における複数の顔領域の情報処理に支えられている。本研究の学術的意義は、多点同時記録により顔領域ネットワークとしての情報処理を明らかにし、理論的研究によりその神経機構を理解することにある。

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公開日: 2025-01-30  

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