研究課題
基盤研究(C)
立位姿勢制御における前庭覚の役割を段階的・定量的に解明することを目指し,音入力を用いた前庭覚機能及び立位姿勢制御機能の新たな評価法を提案・開発することを目的とした.研究期間中に,1)強大音呈示システムの構築,2)刺激音の周波数ならびに音圧の校正,3)校正された強大音を用いた前庭誘発筋電位の計測,4)校正された強大音を用いた重心動揺の計測・評価を実施した.本研究を通して音刺激により活性化される前庭覚が立位姿勢制御に有効である可能性を考察することができた.
生体医工学
立位姿勢制御における前庭覚の役割を段階的・定量的に解明することを目指し,音入力を用いた前庭覚機能及び立位姿勢制御機能の新たな評価法を提案・開発した.本研究を通して,従来未解明であった音が前庭覚および立位姿勢に及ぼす影響について一定の知見を得ることができた.本研究を応用することで,高齢者における「めまい」「ふらつき」を能動的に減少させる新たなリハビリテーション手法の提案やリハビリテーション機器を開発できる可能性があり社会的意義が大きいと考えられる.