研究課題/領域番号 |
20K12744
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
小北 麻記子 玉川大学, 芸術学部, 教授 (00389694)
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研究分担者 |
大西 謙吾 東京電機大学, 理工学部, 教授 (70336254)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 形成不全前腕 / 発達 / 人工ボディパーツ / 人工手指 / 運動知覚 / メディアデザイン |
研究成果の概要 |
形成不全児の保護者に対するメディアデザインを調査した.保護者が重視する高リアリティの指しゃぶり用シリコーン製人工の手指を試作し,保護者アンケート調査の準備を進めた.前腕の形成不全・欠損のある乳幼児への人工の手指の装着が,欠損側のセルフタッチを補う効果があるとの仮説のもと,静電容量・赤外線温度センサシステムを内蔵し,硬さを調整できる検証実験用の低リアリティの人工の手指を試作し,口接触のセルフタッチを,健常成人男性を対象とした基礎実験にて計測,認識率を検証した.手指の検出・追跡処理を行う動画処理システムを用意し,健常成人男性を対象に検出率の堅牢性の高いカメラ設定を実験調査した.
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自由記述の分野 |
医療福祉工学関連
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保護者へのファーストケアから地続きに子どもの発達支援への動機付けがなされるメディア設計を提案できる. 従来の機能と形状の補完の目的とした義肢と異なる,運動と知覚の発達を支援することを目的とした,色,指形状に重点をおいた高リアリティのシリコーン製の1歳児サイズの人工の手指が開発された.早期の人工の手指の装着が欠損側の腕の運動と知覚・認識を誘発するとした科学的エビデンスを得るための,センサを内蔵した実験用人工の手指,手指の検出・追跡処理を行う動画処理システムを提案し,基礎実験を行った.
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