研究課題/領域番号 |
20K13004
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
于 一楽 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (80710251)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 項の具現 / クオリア構造 / 語彙意味論 / 複合動詞 |
研究実績の概要 |
2020年度は研究計画の初年度であり、資料調査や基盤研究を重点的に行うことを目的としていた。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大のために、海外での資料収集と調査を全く行うことができなかった。国内においても同じ状況であった。研究動向や専門家との意見交換のために、研究会(関西レキシコンプロジェクト)での発表を複数回行った。また、海外在住の共同研究者とオンラインで打合せを行ない、成果報告に向けて議論を行なった。本年度の実績としては、オンラインでの国際ワークショップでの共同発表(Secondary Predication Workshop 2020 (Online))、論文集が2編(由本陽子・岸本秀樹(編)『名詞をめぐる諸問題』,236-256. 開拓社と、岡部玲子・八島純・窪田悠介・磯野達也(編)『伊藤たかね先生退職記念論文集』,89-99. 開拓社)、共著の本が1冊(『ベーシック語彙意味論』ひつじ書房)、国際ワークショップのプロシーディングスが1本(共著)ある(Papers from the Secondary Predication Workshop 2020, 120-161. Department of Linguistics, Graduate School of Humanities, Kobe University.)。成果の内容に関しては、項の具現(とくに名詞の意味構造の役割がどのように項の具現に影響を与えるかについて論じたもの)と複合動詞(V1とV2の項の同定により作られるタイプと、V1の項の削除により作られるタイプ)について論じたもの、そして語彙意味論を体系的に論じたものも発表している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度は研究計画の初年度であり、資料調査や基盤研究を重点的に行うことを目的としていた。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大のために、海外での資料収集と調査を全く行うことができなかった。国内においても同様の状況で、この影響は2年目以降の成果発表等に影響が出てくると考えられるため、やや遅れていると判断できる。
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今後の研究の推進方策 |
本年度も新型コロナウイルス感染症の拡大で、とくに海外での資料収集と調査を行うのは困難であると思われる。そのため、国内外でオンラインで開催される学会、研究会等で、専門家と頻繁に意見交換を行う予定である。また、学会でのワークショップを計画し、共同研究の比率を増やしていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の拡大により出張を伴う研究活動が全く行えなかった。そして、本年度に必要な資料購入のための物品費や複写依頼などによって生じるその他の費用に予定額との差が生じたために、次年度使用額が生じた。これらの費用は、次年度の旅費、物品費として計上する。
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