研究課題/領域番号 |
20K13111
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
小橋 さおり 順天堂大学, 国際教養学部, 助教 (40831772)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | スペイン語 / スペイン語教育 / 冠詞 / 英語 / 対照研究 / 外国語習得 / 外国語教育 / 言語学 |
研究実績の概要 |
本研究の最終目的はスペイン語の冠詞の学習(L3)に英語の知識(L2)が及ぼす影響を明らかにし、日本人学習者へのスペイン語冠詞の効果的な教授法を提案することである。これを達成するために、3つの段階を設定している。令和3年度は、研究第1段階の「スペイン語・日本語・英語における冠詞に関する対照研究」を論文にまとめ、第2段階の「スペイン語の冠詞選択の際の英語の解明」を行う予定であった。しかし、令和3年5月27日~令和4年4月7日まで、産前産後の休暇および育児休業の取得をし研究を中断したため、研究計画調書どおりに研究を行うことができなかった。 この期間は文献購読を主に行った。スペイン語・英語・日本語の言語に関係する書籍やスペイン語・英語の冠詞に関する書籍を読み、対応する日本語表現(指示詞、所有詞など)をテーマにした書籍から多くを学ぶことができた。また運用論の分野で冠詞の用法に関係しそうな理論を再度見直した。また、外国語習得・母語獲得についての文献、特に母語の場合の冠詞の習得に関する文献を読み、冠詞という文法カテゴリーは母語獲得においてどのように取り扱われるのかについて知識を深めた。 また、書評を1本執筆した。Yuko Morimoto, Los articulos del espanol en contraste (Arco/Libros, 2021)という、スペイン語の冠詞を世界中の様々な言語の冠詞と対照した研究をまとめた本についての書評を書き、日本イスパニヤ学会会報第28号17-19頁に掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和3年5月27日~令和4年4月7日まで、産前産後の休暇および育児休業の取得をし研究を中断したため、計画どおりに研究を行うことができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度は、まず「スペイン語・日本語・英語における冠詞に関する対照研究」をまとめ、それが終わり次第、令和2年度に予定されていた「スペイン語の冠詞選択の際の英語の解明」の研究を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和3年5月27日~令和4年4月7日まで産前産後の休暇および育児休業の取得に伴い研究を中断していたため次年度使用額が生じた。令和3年度に予定していた研究を令和4年度に実施したいと考えている。
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