• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

家族介護者のメンタルヘルスに関する研究―医療経済学的視点による実証分析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K13514
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07050:公共経済および労働経済関連
研究機関大阪公立大学 (2022-2023)
大阪府立大学 (2020-2021)

研究代表者

牛 冰  大阪公立大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (90756363)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード家族介護者のウェルビーイング / 要介護者の満足度 / ヤングケアラー / 外部支援の経済評価
研究成果の概要

本研究は、家族介護者のウェルビーイング(メンタルヘルスや主観的認知)に着目し、その実態を明らかにしながら、要介護者(高齢者)の満足度等に影響する社会経済的要因を明らかにする。また、家族介護における外部支援の経済評価を行う。具体的には、日本の個票データを用いて、1)介護サービスに対する要介護者の満足度、2)家族介護者、とりわけ、ヤングケアラーに着目し、彼らのウェルビーイングに影響する要因、3)ヤングケアラーにおける外部支援の影響について明らかにする。研究結果をもとに、家族介護で多大な負担を抱える介護者およびその介護による影響を受け得る高齢者に対する適切な支援を提供する政策立案に資するといえる。

自由記述の分野

医療経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

医療経済学分野においては、家族介護を受ける側としての要介護者の生活や満足度に着目する研究が少なかった。その点において、本研究は新規性があり、学術的独自性と創造性があるといえる。日本の個票データを用いて、高齢者の介護に対する満足度を定量化することは、介護者と高齢者に対する支援のあり方に関する政策提言に貢献できるだけでなく、国内外の学術分野においても貴重な文献の蓄積となる。また、社会的関心が集まるヤングケアラーの問題に関する学術的エビデンスが、彼らの支援に関わる政策立案に貢献すると考える。同じ問題を抱えている諸外国にとって、日本を対象にした本研究は国際比較に貢献する重要な参考資料になると考える。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi