研究課題/領域番号 |
20K14014
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 共栄大学 (2021-2023) 東京未来大学 (2020) |
研究代表者 |
篠原 俊明 共栄大学, 教育学部, 講師 (20738306)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 体つくりの運動遊び / 多様な動きをつくる運動遊び / 指導資料 / 基本的な動き / 体育授業場面 / 身体活動量 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,体育授業を支援する指導資料を作成し,検討することであった. 次の結果が得られた.体育指導に関する力量が高くはない教員は,体つくり運動系の指導における困り事の認知が高く,様々な基本的な動きを取り上げにくいと考えていた.一般教員の授業は,マネジメント場面の多さ,MVPAの確保,動作の習得が課題であった.これらの結果をもとに指導資料を作成した.作成した指導資料を使用することで,介入教員の体育授業におけるマネジメント場面は少なく,MVPAは確保されていた.したがって,指導資料は教員を支援する資料であった.
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自由記述の分野 |
発育発達学、体育科教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体育授業の実践を支援する資料は多数存在している.しかし,それらの資料は,エビデンスに基づいた内容とは必ずしもいえず,教員のニーズや授業実態に対応しているのか疑問が残る.本研究は,教員の意識の実感と体育授業の実態を把握したうえで、指導資料を作成し,検討するというスキームのもとで,指導資料の作成し,その有用性を明らかにした.本研究成果は,エビデンスをベースにした資料を作成することの必要性を示するとともに,実感・実態・実践というスキームを示したことは体育科教育学において重要な知見となった.
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