(1)Child and Adolescent Social Support Scale(CASSS)の日本語版を作成し、小学3年生~中学3年生を1,068名を対象とした調査を実施した。尺度の構造的妥当性・構成概念妥当性を確認し、小中学生のソーシャル・サポートを包括的にアセスメント可能な尺度を整備した。 (2)中学校4校25学級の1~3年生692名とその保護者のデータを階層線形モデルを用いて分析した結果、学級集団としての級友サポートの高さがASD特性と問題行動の関連を緩衝したことから、発達障害の二次障害を防ぐ上でサポーティブな学級集団づくりの重要性が示唆された。
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