地域の課題やニーズが多様化、個別化する中で、多様な主体が目的意識を共有し、対等の関係のもとに連携し課題解決にあたる協働の重要性が高まっている。大学・地域を跨いだ異分野協働活動に向けた協働スキル育成を支援する研究は少なく、またそのアプローチとして仮想空間における行動履歴を活用している点に本研究の独自性がある。協働活動の一つであるゼミはその多様性から、ゼミ間での学習履歴のデータ連携・統合や、比較分析が困難であったが、本研究では行動意図を共有することによる相互啓発的な学びを支援しており、行動意図を共有することによる新たな視点の獲得を体系化することによって異分野協働による学びを捉えることに寄与する。
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