学術的な意義としては、1)理科離れした場合、「抽象的な概念を用いる」「実験における失敗」「生活との非関連性」に対して全体的に否定的な態度をとっていること、2)認知的要素である「理解」を経由して情意面に影響を与えることが多いこと、3)他の分野への興味の向上によりSTEMへの興味が抑制されるという現象は見られなかったこと、を明らかにしたこと、である。。 社会的な意義としては、A)理科離れを解決する上で注目すべき要素が見つかったこと、B)認知的要素に注目することが有効である可能性が示唆されたこと、C)他の分野への興味の向上の影響を当面は考える必要がないこと、があげられる。
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