研究課題
若手研究
本研究は、運転者原因の交通事故を減らすために、視線計測機能が付いたヘッドマウントディスプレイを使用し、全方位カメラで撮影されたドライバーの視点のヒヤリハット運転映像を提示し、潜在的な危険箇所に対する被験者の注視行動を計測した。多様な交通場面に対して、画像認識技術を利用して、360度の全方位映像中の歩行者、車両、信号機などの重要な物体を検知し、被験者が何に注視していたか、危険箇所に対する反応時間などを自動的に分析を行った。
教育工学
本研究では、危険予測訓練に特化したシミュレータの開発を行った。このシミュレータを使用することで、運転中のヒヤリハット状況を仮想空間で疑似体験し、自身の体験と同様の危険性を感じることができた。これにより、低コストかつ省スペースの没入型危険予測シミュレータの実現が可能になった。また、画像認識による注視対象物の判定と効率的な新映像の追加も効率的に行える。注視行動の自動分析も可能になる。さらに、視線計測による安全意識の客観的評価することができる。