研究課題
若手研究
本研究では、コントロール機能を含む、オンラインのメタ認知能力を測定する課題を作成し、その妥当性を検証することが目的であった。実験の結果、作成したメタ認知能力測定課題の得点は、ウィスコンシンカード分類課題の成績、失敗傾向質問紙における衝動的失敗因子の得点と相関があることが示された。ウィスコンシンカード分類課題・衝動的失敗因子はコントロール機能に関連があると考えられるため、本研究で作成したメタ認知能力測定課題の妥当性が一定程度示された。
認知心理学
本研究は、コントロール機能を含む、オンラインのメタ認知能力を測定する課題を作成し、諸課題との関連を明らかにした点に学術的な意義を有する。本研究で作成された課題は、これまで測定が難しかったメタ認知能力の一側面を捉えたものであり、教育現場や医療現場において実装が期待されるという点で、社会的意義を有する。