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2022 年度 研究成果報告書

水圏環境におけるロジウム分析法の開発と挙動解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K14555
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分17020:大気水圏科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

眞塩 麻彩実  金沢大学, 物質化学系, 助教 (50789485)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードロジウム / キレート樹脂 / 固相抽出 / 淡水
研究成果の概要

環境水中に含まれるロジウム分析方法を開発した。固相抽出に用いるキレート樹脂にCRB-05を用い、試料溶液における吸着溶媒として0.0005 M酢酸を適用することで、約98%の吸着率が得られた。低濃度の酢酸では、樹脂における官能基のプロトン化を抑えることができたことと、酢酸とロジウムが二座配位することで反応性が上がったことが考えられる。また、溶離液として2 M以上の酢酸を用いることで、約97%の回収率が得られた。したがって、実験室レベルではあるが十分な前濃縮法を確立できた。

自由記述の分野

水圏化学、分析化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

外洋における元素の分布や挙動に関する研究は多数行われており、主要元素のみならず、鉄や亜鉛などの微量金属元素の分布や挙動が報告されている。しかし、Rhについては、これまで分析方法の確立の目途すらたっていなかった。本研究では今まで確立できていなかった環境水中に含まれるRhを定量する分析方法を開発できた。今後本分析法を用いて全球的に分析することで、Rhの地球化学的挙動が明らかになるとともに、人為的影響によるRh汚染がどの程度拡散しているかの知見を得ることができる。

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公開日: 2024-01-30  

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