研究課題/領域番号 |
20K14641
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分18040:機械要素およびトライボロジー関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
石川 功 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (70845164)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 凝着力 / 時間依存性 / 引き離し速度 / 総接触時間 / 粘弾性特性 / JKR理論 / 表面力測定装置のシミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究はこれまで明らかにされていなかった凝着力の時間依存性について調べた研究である.時間依存性を調べるために,接触待機時間と引き離し速度を実験パラメータとして2面の材料間に働く凝着力を測定した.その結果,引き離し速度・接触待機時間が増加するにつれて凝着力が増加することが分かった.また,2面間の材料の組み合わせを変化させることにより,凝着力の時間依存性は材料の粘弾性に大きく左右されることが分かった.また,表面力測定装置のシミュレーションを行った結果,実験結果と良い一致を示す計算結果が得られた.
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自由記述の分野 |
トライボロジー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では引き離し速度と接触時間が凝着力に大きな影響を与えることを明らかにした.また,表面力測定装置のシミュレーションを行うことにより,引き離し速度と接触時間が凝着力に与える影響を定量化した.これらの結果は表面力が支配的となるマイクロデバイスの設計や性能向上に役立つ.また,本研究は2面間の垂直方向に働く表面力を主眼に置いた研究であるが,せん断方向に働く摩擦力も表面力と切り離せない関係にある.つまり,今後の摩擦・摩耗の分野に波及効果があり,更なる低摩擦・高耐久性を持った材料の組み合わせの選定にも役立つ可能性がある.
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