パイプライン向けの制振機構として、複数の表面パターンを提案するとともに、3Dプリンターを用いて縮尺模型を製作し、加振および非加振時の流体力計測を行った。その結果、①加振時に底面付近では管との隙間が狭くなると揚力成分の減衰係数が増加する、②パイプライン敷設時にフィンが損傷しない程度の高さや形状であっても、どの加振振幅においても減衰係数が正となるVIVが発生しないストレーキ表面パターンは実現可能、③ディンプル加工によって振動するパイプラインの抗力係数を減らすことは出来るが、振動抑制の効果は期待できない、などのことが判った。
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