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2022 年度 研究成果報告書

植物の病原体由来脂質分子認識機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K15528
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分39040:植物保護科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

加藤 大明  京都大学, 農学研究科, 特定研究員 (70642635)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードシロイヌナズナ / スフィンゴ脂質 / ジャガイモ疫病菌 / 卵菌 / 受容体 / セラミダーゼ / Lumi-Map
研究成果の概要

植物のスフィンゴ脂質認識において、細胞外セラミダーゼNCER2が病原菌セラミドを分解して9-メチルスフィンゴイド塩基を生成し、生成した9-メチルスフィンゴイド塩基を細胞膜上に存在する受容体様キナーゼRDA2が認識することにより抵抗反応を誘導することを明らかにした。シロイヌナズナrda2およびncer2変異体はアブラナ科植物べと病菌に対する抵抗性が低下したことから、RDA2およびNCER2を介した病原菌由来スフィンゴ脂質の認識は植物の抵抗性に重要であることを示した。

自由記述の分野

植物病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

植物の病原菌に対する防御応答において、病原菌の何をどのように認識しているか不明な点が多い。本研究では、植物が病原菌由来のセラミドを認識するしくみを世界で初めて明らかにした。今後、このしくみを応用した作物の耐病性付与に貢献することが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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