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2022 年度 研究成果報告書

脳弓下器官において血圧調節に関わる神経機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K15928
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分46030:神経機能学関連
研究機関東京工業大学

研究代表者

松田 隆志  東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任助教 (90803065)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード脳弓下器官 / 血圧制御 / アンジオテンシン II
研究成果の概要

特定の神経核に連絡しているSFOのAT1a陽性ニューロンを選択的に活性化させたところ、マウスの血圧が上昇することを確認した。また、OVLTのAT1a陽性ニューロンも同じ神経核に投射しており、人為的に活性化することで血圧上昇が誘導された。また、in vivoカルシウムイメージングを用いてSFOのAT1a陽性ニューロンの活動を選択的に観察する手法を確立した。
この手法を応用して、SFOにおいてCCKニューロンが塩欠乏状態に応じて活動し、GABA作動性ニューロンを介して水分欲求を誘導するニューロンの活動を抑制することによって飲水行動が抑制されることを明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、sCVOsの1つであるSFOは感知した体液情報を他の器官に伝えて、個体の行動や生理機能を制御することが明らかにされつつある。しかしながら、SFOが関与する血圧調節の詳細なメカニズムは未だ解明されていない。SFOが血圧を制御する仕組みを明らかすることが出来れば、原因不明である本態性高血圧症を治療するための医学研究を発展させることになる。そのため、申請者は、SFOにおいて体液情報に基づいた血圧制御の神経機構を明らかにすることを目指している。

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公開日: 2024-01-30  

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