特定の神経核に連絡しているSFOのAT1a陽性ニューロンを選択的に活性化させたところ、マウスの血圧が上昇することを確認した。また、OVLTのAT1a陽性ニューロンも同じ神経核に投射しており、人為的に活性化することで血圧上昇が誘導された。また、in vivoカルシウムイメージングを用いてSFOのAT1a陽性ニューロンの活動を選択的に観察する手法を確立した。 この手法を応用して、SFOにおいてCCKニューロンが塩欠乏状態に応じて活動し、GABA作動性ニューロンを介して水分欲求を誘導するニューロンの活動を抑制することによって飲水行動が抑制されることを明らかにした。
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