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2021 年度 研究成果報告書

新奇な構造と生物活性を有する大村天然物エバーメクチン類の収束的合成法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K15962
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

君嶋 葵  北里大学, 感染制御科学府, 助教 (10832404)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード全合成 / ケミカルライブラリー / マクロライド
研究成果の概要

これまでにIVMのアグリコンを分割したフラグメントであるビニルヨージド、スルホン、ビスエポキシドの合成を達成した。また、それら3成分を2工程で連結させる反応条件を確立しIVMのアグリコン上部ユニットを合成している。アグリコン下部ユニットにおいては天然物への分解実験により取得し、上部ユニットとの閉館メタセシスによってアグリコンの合成検討をこなった。しかしながら、目的物は得ることができなかったために、環員数の増加による基質の柔軟性向上を目的に無水コハク酸をテザーとして上部ユニットと下部ユニットを繋ぎジエステル体を調製したところ、期待通りRCMが進行し共役ジエン体を与え、アグリコンの合成を達成した。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

エバーメクチン(AVM)は、大村智記念研究所において単離された抗寄生虫・殺虫活性を示すマクロライド系天然物である。AVM類の化学修飾により導かれるイベルメクチン(IVM)は、抗感染症薬や抗寄生虫薬として全世界で利用されている。これまでの、AVMの誘導体は半合成的合成されていることから、本研究成果はによって全合成的に多様な化合物ライブラリーが合成できれば、学術的にも社会的にも非常に意義があると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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