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2021 年度 研究成果報告書

リソソーム遺伝子の発現調節機構に着目した新規パーキンソン病治療標的分子の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16135
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分48030:薬理学関連
研究機関広島大学 (2021)
岐阜薬科大学 (2020)

研究代表者

宮良 政嗣  広島大学, 医系科学研究科(薬), 助教 (60816346)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワードパーキンソン病 / MPTP/MPP+ / オートファジー / リソソーム
研究成果の概要

本研究では、ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞において、低濃度パーキンソン病(Parkinson's disease: PD)関連化学物質がリソソーム遺伝子の転写因子TFEBの核移行阻害とは異なるメカニズムでリソソーム遺伝子発現低下を引き起こすことを明らかにした。また、PD関連化学物質(MPTP)慢性投与により作製したPDモデルマウスの中脳黒質において発現変動が認められる遺伝子をTaqMan Arrayにより数種類特定した。なお、PDモデルマウスの中脳黒質において、評価を行ったリソソーム遺伝子の顕著な発現変動は認められなかった。

自由記述の分野

神経毒性学

研究成果の学術的意義や社会的意義

パーキンソン病(PD)発症においてリソソームの機能低下が重要な役割を果たす可能性が指摘されているが、その詳細なメカニズムは明らかになっていない。本研究では、PDモデル細胞において認められるリソソーム遺伝子発現低下の原因を絞り込むことができた。PDモデル動物の中脳黒質においては、評価したリソソーム遺伝子の顕著な発現変動を捉えることができなかったが、発現変動が認められるその他の遺伝子を数種類特定することができた。今後、さらに多くのリソソーム遺伝子を解析するとともに、本研究により特定した遺伝子とリソソーム機能との関連性についても検証を行うことで、PD発症メカニズムの解明につながることが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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