研究課題
若手研究
近年、筋細胞が様々な生理活性因子(マイオカイン)を分泌することが知られてきた。筋細胞が分泌するマイオカインは、筋細胞自身のみでなく遠隔臓器に作用することがわかってきている。一方、老化によって細胞外分泌パターンが変わることも知られている。本研究では、重炭酸イオンが細胞内シグナル伝達や細胞外分泌に与える影響を解析し、さらに細胞老化が細胞外分泌に与える影響を解析した。
生化学
心臓や肝臓などの体内の各臓器は、それ自身だけでなく他の臓器にも影響を与えながら生体恒常性の維持に寄与している。本研究成果により、筋肉が遠隔臓器に与える影響やその加齢による変化についてのin vitroの基礎的治験が得られた。これらの成果を生体に応用することで、多臓器連関や老化による影響の解明に役立つと期待される。